昨日レイクスとの契約基本合意がリリースされた井上選手。レイクス3シーズン目となるベテラン選手です。今季について振り返ってもらいました。

Q.今シーズンを振りかえってどのようなシーズンでしたか？
一言で言うと大変なシーズンでした。自身の年齢的な部分もあると思いますが、キャプテンの伸也(小川)がいない中で誰がチームをまとめるんだっている課題にぶつかっていました。プレイもそうだし、メンタル的な部分も大きかったと思います。
今季は良い時と悪い時のムラがありすぎましたね。土曜日の試合負けてようやく火がつくとか。土曜日勝って、日曜日のゲームで気の緩みが出るとか、中々連勝出来ないシーズンでした。強豪チームに勝つんだけど、下位のチームにも負けてしまうとか。その時はもちろん全力で戦っているんですが、終わってみるとあの試合の出だしがダメだったなとか思い出されるんですよね。
そして失点が多すぎた。オフェンスは極端な話一人でも点は取れるんですが、ディフェンスは誰か一人でも手をにぬいているとやられる。なんですけど、体と心の安定感に欠けていたような印象でした。練習からの改善が必要だったのかもしれません。
もちろん練習で怪我をしてしまってはダメですが、それくらいハードに取り組んでおかないとゲームでは対応できない。そのぎりぎりの線引きが非常に難しかったと思います。

Q.井上選手は過去大阪、京都在籍時に有明に進出しています。有明進出チームと比べてレイクスにかけているものは？
先ほども言った通り安定感かなと。有明に行くにはカンファレンスセミファイナルで2勝しないといけないですが、第3戦を含めても二日で2勝しないといけない。良い状態を継続する安定感が足りないと思います。有明に行っているチームは、結局シーズン上位のチームであり、シーズン中それができていたチームですね。

Q.井上選手個人的には昨季よりプレイングタイムも増えましたが、その点はどう評価していますか。
プレイングタイムが増えたのはそれだけチームから必要とされているから嬉しいです。でももっともっと色々なところにこだわっていきたいと思っています。プレイングタイムも更に増やしたいですし。後はシュートの確率ですね。僕の場合1試合に点を取りまくるとかシュートを打ちまくるタイプではないですが、だからこそ効果的にほしいところで確実に決めたいですね。あと今季はオフェンスリバウンドの重要性に再認識してこだわって取り組んでいました。オフェンスリバウンド取って攻撃回数が増えるということはディフェンスで一回相手を止めるとの同じ事ですからね。しかも時間も使える。

Q.先日プレイオフカンファレンスセミファイナルではフリースローの際に京都ブースターから強烈なブーイングを受けていました。京都ブースターからあれだけブーイングを受けたのは初めてじゃないですか。
大阪も含めてやっぱり、滋賀、京都、大阪のダービーって雰囲気が凄いですよね。でも僕自身はブーイングも特に気にならないです。意識しないようにしています。チームを移籍しても個人的には代わらず応援して下さる方が多いので本当にありがたいなと思っています。

Q.では最後にブースターに一言
1年間応援ありがとうございました。地元のチームと言うのはやっぱり特別な思いが芽生えて違うなと感じました。有明には行けずすみません。ですが一歩一歩少しずつ近づいていると感じています。一気にステップアップするのは難しくて皆さんをやきもきさせていると思います。それでも応援し続けてくれていることをチーム全員わかっています。大阪でも京都でも有明にはいきましたが、地元のチームで有明に行くこと、そして優勝することに拘ってプレイしたいと思います。今後もよろしくお願いします。

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